ごめんなさい

2/3
前へ
/27ページ
次へ
目の前にいる彼は、これから伸びていくであろう会社の社長。 たくさんの人の人生を背負う責任を負った人。 そんな人を支えるのには、彼の重圧もしっかり支えられ、安心を与えられる人。 一方で、私はどうか? しばらく会えないからと、連絡を取らずにいた間、私はよりにもよって、彼の心変わりを疑ってしまった。 自分のことばかりで精一杯で、彼のことを気に掛けるということに頭が回らなかった 私だって、もう社会人だ。 社長という立場がどれだけ大変かは、わからなくてはいけなかったのに。 私は疑ってしまったのだ。 そんな人間が、彼の妻として、彼を支えられるのだろうか。
/27ページ

最初のコメントを投稿しよう!

159人が本棚に入れています
本棚に追加