『いらない心』

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『いらない心』

「私の感情を消して欲しい」  その願いが私(天堂春香)の必然であり、根底に潜む切実な思いだった。  目の前の男は私にとっての救世主、まるで神様のように光り輝いて視えた。 「それが、君の願いかい?」  男の言葉に私はコクリと頷いた。
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