41 未来へ

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「……生きなさい」 「え……?」 「高次元生物によって命を落とした人達の分も、生きなさい。罪と向き合って……生き抜いて……決して投げ出さず、その人生を全うするんだ。それが、君達の使命だ」  千秋の穏やかな声色に、ノエル達は言葉を失う。それに対して微笑みながら、千秋は言葉を続けた。 「私達も前を向く。亡くなった人達の分も、生き抜いてみせる。聖夜、そうだろう?」  千秋に尋ねられ、聖夜はしっかりと頷いた。 「はい!……俺達は、今を生きる。幸せな未来のために……前を向いて今を積み重ねる!だから!」  聖夜はノエルに明るい笑顔を見せた。 「だから……未来で待っててくれ!」 「聖夜っ……!」  ノエルの目から涙が零れ落ちる。 「……分かった。待ってるから。未来で、待ってるから……!」  そう言って、ノエルは泣きながら笑った。  そうしてノエルと聖夜が笑い合っていると、なんと空から屋上に向かってタイムマシンが降りてきたのだ。 「私が送っていく。乗りなさい」  窓が開いて、明日人が顔を出す。それを見て、ウォンリィ達がタイムマシンに乗り込んでいく。 「……聖夜」
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