41 未来へ

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 ノエルはタイムマシンの前で、聖夜に振り返った。 「……君達の未来が、光に満ちたものになりますように」 「……うん。絶対、そうしてみせる!」  ノエルは聖夜に穏やかな笑顔を見せ、タイムマシンに乗り込んだ。 「……タイムマシン、発進!」  明日人の掛け声で、タイムマシンが宙に浮く。しばらくして、タイムマシンは七色の光に包まれ……姿を消した。 「……行っちゃったね」 「ああ……そうだな」  聖夜と柊は、タイムマシンが去って行った空を見上げた。 「……2人とも、感傷に浸ってる場合じゃないぞ」    それを見た千秋が、微笑みながら隊員達に告げる。 「これから町の復興作業だ。みんな、町のために、もう少し頑張ってくれ」 「了解!」  聖夜達は元気よく返事をした。 (……明るい未来のために、今を生きよう。前を向いて、進み続けるんだ) 「……行こう、柊!」 「あ、ちょっと!待ってよ!」  聖夜は微笑みながら、屋上から駆け出した。
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