つぐみ、とける

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稜牙は私から目をそらさないまま私の左胸とヒップを揉み始める。無防備に映る右胸と揉みしだかれる左胸から目を逸らそうとすると…カリッと耳を噛まれる。そしてそのまま耳に舌を差し込まれ…ぅん…喉が鳴ると彼は両手で胸を揉み始めた。 もう見ていられない。きゅっと目を閉じた私をさらに追い詰めるように彼は左右の胸を好きに揉み、耳や首筋を舐める。 私は右手を後ろに回し手探りで彼のモノをスウェットの上から撫でる。すると彼は自分の昂りを隠すことなくぐいっと私の手に押し付け腰を動かすと同時に、私の胸の中心を押し潰す…ゃぁ…すぐに今度は指で摘まんで捏ねる。その間もぐいっと私に自身を押し付け、そして片手を私のショーツの中心へと下げ濡れているであろう箇所のすぐ前をくるくるっと優しく押す…ひゃぁ…ぅん…びくっと体を震わせ彼にもたれた私のショーツを中途半端に下げ直接同じところをくるくるっと優しく押されると…ぁ…ぁあ…ぅん…私の体が小さく跳ねた。 稜牙は私の背中にキスしながらショーツを床に落とすと 「つぐみ、脱がせて」 と小首を傾げる。 「…うん」 彼の方へ振り向き彼の部屋着を脱がせる間、稜牙が私のヒップを揉み鏡を見て楽しんでいたことまでは気づかなかった。しかし今夜はここまでが序章だったんだ。彼の部屋着には小袋が仕込まれており、お風呂にそれを持ち込むのを見て私は今夜はまだまだこれからだと悟った。
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