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炊きたてご飯を卵かけご飯で頂く。冷蔵庫に残っていた沢庵をパリパリかじりながら…
「美味しいね…生き返った」
「もう一杯食う?」
「それはいらないけど…異常にこの沢庵を美味しく感じるのは何でだろう?」
「体が塩分を欲してるんだろ。たくさん汗かいたから」
声もスムーズに出るようになり体も楽に感じる。
「ありがとう。汗、拭いてくれたんだね。サラサラ」
そう言いながら大きな稜牙のTシャツから出ている自分の腕に触れる。
「それは良かった。俺のつぐみを不快にさせておけないからな」
「稜牙、マメだよね」
「そうでもないが、つぐみのことは勝手に体が動く。それに体を拭くのも良いもんだぞ。こうボディラインを…」
「その手つきやめて…いやらしい…露骨な感じ…」
「くくっ…はいはい。さあ、俺ここ片付けるからつぐみは…ん」
稜牙は椅子から立ち上がり私の手を引くとソファーに連れていく。
「横になって、絶対動くなよ」
「病人みたい」
「この前の寝不足から全て回復するにはもう少し休憩が必要」
「稜牙は?」
「俺はジムに行けるくらい問題なし」
「…行くの?」
「今日は行かない。つぐみと一緒にいる。寝れば?」
「うん…洗濯しようか…」
「お前な…動く元気あるなら抱くぞ」
「ここから動きません…」
「それでいい」
チュッと私の額にキスした彼はテーブルに向かいながら
「つぐみが抱いて欲しいならいつでもウェルカムだぞ」
とリズミカルに言う。何てことだ…稜牙は体力お化けなのか?
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