稜牙、もえる

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呼吸が整わないまま再び揺れ始めたつぐみは、両腕をシーツの上に投げ出し快感に身を委ねているようだ。浅いところと深いところを数回ずつ繰り返し擦ると…あぁ…ぁん…ふぅん…ぁ…つぐみの熱が上がり締め付けがキツくなる。 つぐみの腰を回すように引き付け…自分の腰も大きな円を描くように奥を目指す…りょ…ぁ…いぃっ…ぁ…決して乱暴な扱いにはならないよう丁寧につぐみの蜜壺をかき回す。 「っ…ぅ…つぐ…みっ…イクぞっ…」 「ぅ…ん…きて…っ…」 最後まで丁寧につぐみの中を隅々までなぞるようにかき回すと…俺のモノが出入りするすぐ上の花芽をそっと押し…ぃああぁ…ぁ…ん…食いちぎられそうな締め付けを感じた瞬間…っくっはぁ…ぁ…つぐみぃっ…ドクドクッとつぐみの中で大きく爆ぜた。 二人の荒い呼吸だけが響く寝室で、ピタッと合わさるモノをそっと引き抜く。その刺激にびくっと腰を跳ねさせたつぐみの下腹を手のひらで撫でると、彼女は目を閉じたまま小さく口を開いた。 「…稜牙…ぁりがと…」 「うん?なんで?ありがとうは俺だろ?」 「この手…気持ちいい…安心する」 つぐみは、自分の下腹を撫でる俺の手の甲を撫でながら目を閉じたままで微笑んだ。 「ずっと撫でていられる」 そう言い反対の腕をつぐみの下に通し腕枕をすると、下腹を撫でる手を止めないで額にキスをする。 「稜牙…きゅってして…」 「ん、いくらでも…他には?つぐみのして欲しいこと全部言え」 腕枕の腕を曲げつぐみをこちらへ向かせると、向かい合いきゅっと抱きしめる。 「次は?」 「背中…なでなでがいい」 「可愛い…つぐみ」 つぐみは…甘えん坊発動するのか?俺…もうすっかり再発射可能になっちまったぞ。
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