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初めてと知り歓喜に踊る舌が、これまで以上に深く突き立てられる。──口から漏れ出たのは拒絶ではなく、甘く濡れた吐息だ。
最初の衝撃が鎮まってしまえば、中を弄られないと悦を極められない志貴にとって、舌での前戯は新たな快美でしかなかった。
軟体動物の歩みのように、秘められた肉の上をぬめぬめと舌が滑り、丸く開いた入口を唇でくすぐられる。これまでに受けたどの愛撫より親密で、いやらしく罪深い。シャワーで緩んだ中が、テオバルドの唾液でさらに濡れていくのに合わせて、触れられてもいない前が完全に勃ち上がり、蜜口が潤んでいく。
「ふあっ、……あん、アッ! このままじゃ、もう……テオ……!」
敏感な入口の襞も中の粘膜も、ふやかすように舐め回される。ぬるぬると舌が蠢くたびにはしたない肉が喜び、侵入者を食い締めようとするのがわかる。
異常な口淫に興奮し、今にも達しそうな己の浅ましさに、嫌悪の涙が浮かぶ。
それに気づいたのか、ぬぽっと粘ついた卑猥な音を立てて、舌が引き抜かれた。
「しっかり洗いすぎたか。いや、あんたは元々体臭が薄いか。あまり味がしないな、誰の手もついてないみたいでそそるが」
「味って……変なことを言うな!」
あまりの言い草にどついてやりたいが、脚を掴まれ腰を高く掲げられていては身動きもままならない。
それでも惨い口淫から解放され、ほっと肩の力が抜ける。──そう安堵したのも束の間だった。
テオバルドが、物欲しそうに蠢く入口に再び舌を挿し入れたのだ。そのまま唇を押し当て、中を鋭く吸引する。
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