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「高橋君。私の傘に入りたまえ。」
俺の左腕を掴んでいたのは、ズラだと噂の鈴木部長だった。
ゲイよりズラの方が全然いい。それに、さすがに課長も部長には逆らえないだろう。
······と、思っていたのだが。
「いえいえ。高橋君は僕と帰るので大丈夫ですよ。」
「いやいや。高橋君は私が送っていくよ。」
2人とも笑顔だが、圧がハンパない。
え?何これ?何で俺を取り合いみたいになってんの?
無駄にモテ期来てんのこれ?
おっさんと三角関係になっても全然嬉しくないんですけど。つうか、もしかして部長もゲイだったの?
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