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「…え?」
気がつくと、目の前に大きな滝が流れている。
「え?!」
ここは…
「どこぞの滝じゃな。」
「それはわかりますよ。」
「美しかろう?」
「…はい。」
涼しい風に、きれいな水音といい、薄くかかった虹といい、何もかもがそれはもう美しく、私は何も考えずただただその世界の中で立ち尽くしていた。
滝は、横にも縦にも大きく広がっており、私がこれまで想像したどの滝よりも大規模だった。
どのくらい経っただろうか。夢心地で滝を眺めていると、神様?が急に杖の先を滝の方へ向けた。
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