あの人に会う

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と、ここで天帝の弟は小声になって言った。 「この子は他にも悩みを抱えておるようじゃから、この時を楽しませてあげた  いのじゃ。何かできないだろうか。わしには景色を見せて回ることしかでき  ぬ。」 「わかりました。おじさんはまた本でもご覧になってくつろいでいていてください。」 「うむ、そうしよう。」
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