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「ただいまっ!」
「あ、おかえり。どうした?そんな急いで。」
「い、や、なんもない。」
帰ったら、いつもなら自分の部屋に入るが、
今日は一人でいるのが嫌だったので
とりあえずアイスを食べながらテレビの前に座った。
離れた場所にある別の神社の、昨晩の七夕祭りの様子が放送されていた。特に見たいものもなかったのでそのまま見ていると、七夕の伝説がイラストとともに語られ始めた。
「七夕伝説は昔の中国で生まれました。天空で最も偉い神様『天帝』には、織女という娘がおり、天の川のほとりで毎日一生懸命に機を織っていました。」
「あれ!?」
あの小さい仙人みたいなの、この天帝の絵に似てる…。
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