最初に、この作品を読む際の心得について

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最初に、この作品を読む際の心得について

設定集を書きます。 最初に、この作品はタグでも記されているように思いっきりな群像劇なのだ。従って非常に登場人物が多い。加えて大人向けだ、普段マンガとアニメとラノベしか見ないという人は序盤でわけわからんと読むのを放棄するだろう。俺としてはそこは仕方ないと諦めてる。 まず、この物語の主人公は女性五人となる。これを最初に頭に入れておいて欲しい。でないと序盤の展開が意味不明になる。 五人はそれぞれがこの物語において各種族を代表する形になっている。 デルガは超能力種族クドラ。 ドゥンムは強体族ダツ。 レイザは天動族カマン。 ミアは機械種族ガメロン。 アヤンは落ちこぼれ種族ゲンギ。 あと重要なことは第一部は各章が独立した形になっている。一見したところは各章に繋がりはない。各章において主人公五人の存在が明かされ、彼女たちが地球への道に否応なしに巻き込まれていく、同時に自ら身を投じる、その前の段階、過程が描かれる。 それでは世界観の説明をする。 簡単なあらすじ・・・この物語は太陽系の中の宙域ジャスターにおいて、不毛な星での生存を余儀なくされていた五つの種族が、機械種族ガメロンによって地球が発見されたことにより、地球を軸として激しく蠢動(しゅんどう)する物語だ。他種族を出し抜いてそこに向かおうとする狂おしいほどの意志、それを何としても止めようとする権力がどうしようもない形で衝突していく。その怒涛の展開をー、しかと見届けよーという感じになっている。 宙域ジャスター・・・この物語の舞台となる宇宙空間。太陽系の、太陽から見て地球より遠い場所。要は火星、木星、土星、天王星、冥王星、海王星、そこら辺の宙域になる。ジャスターというのは、この世界では太陽がジャステオスと呼ばれていることによるもの。 この物語の住人は、二千年前に始まりの星クトゥーンから宇宙へ向けて飛び立ち様々な星を発見して、種族ごとに母星を持ち現在の秩序を築くに至った。 この世界の住人は大まかに分けて五つの種族とレンツァーから成る。 五種族とは何じゃらほい。それは天動族カマンを頂点として、それに支配される四種族、クドラ、ダツ、ガメロン、ゲンギのことを指す。 カマン・・・天動族であり、気象を統制制御する能力を持つ。それによって各星の自然状況の安定、食料生産の為の環境生成を担っており、当然だが全種族の頂上にいる。母星はダンガ、首都はハイラル(ゼルダの伝説とは全く何の関係もない)。黒髪、黒目。 クドラ・・・超能力種族であり、能力的にカマンと相似していることから彼らの第一の手下でもある。芸術創造の能力にも長けている。母星はジアン、首都はルドゥカ。黒髪、黒目。 ダツ・・・強体族であり、文字通り非常に肉体能力が高い。開拓期にはその力を生かして各星で先陣を務めた。母星はモズ、首都はバルチア。肌は褐色、黒目。 ガメロン・・・機械種族であり、鉱石を用いた様々な機械製品の製造に携わっている。クドラやダツと違い特別な能力は生来持っていない為、長く差別を受けて来た。母星はキレーヌ、首都はシャンミル。黒髪、黒目。 ゲンギ・・・各種族の落ちこぼれ集団。言うまでもなく最底辺に生きる者達。クドラ、ダツ、ガメロンから救援物資を受けている。母星はケイメイ、首都はギネイラ。混血者が多い。 カマン、クドラ、ガメロンの肌の色はアジア的、アラブ的となる。ダツは褐色であることから当然アフリカ系を想定している、ゲンギは混血者が多いことから様々。 因みにこの物語には白人の容姿である金髪と青い目、白い肌は一切出てこない。 物語中に出てくる三種族とは、カマンの手下、もしくは部下の種族という意味で使われる。それはクドラ、ダツ、ガメロンを指す。ゲンギは厄介者として認識されておりそれに含まれない。 四種族とは全体の秩序を司る種族という意味で使われる。それはカマン、クドラ、ダツ、ガメロンとなり、この場合もゲンギは含まれない。要は彼らは視界に入っていないということですね。
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