1493人が本棚に入れています
本棚に追加
航兄は俺の兄・棗兄の幼馴染で、昔はよく遊んでもらっていた
棗兄達とは10歳離れているのもあって、すごい可愛がられてた気がする
俺が中学に入ってからは会ってなかったけど、全然変わってないな。なんか安心
それにしても…
「あおちゃん、おじさんってどゆこと?」
航兄のことおじさんって言ってたよね
「おじさんはおじさんだぞ!俺の母ちゃんの弟だ!」
そう言えば航兄、小さい頃親が再婚した時に12歳上の姉ができたって言ってたな
それがあおちゃんのお母さんってことか
それに、航兄が理事長やってることは棗兄から聞いてたけどまさかこことは…
すごい。世間って狭い
「和音と葵がこの学園来るって知った時は、それはもう嬉しくて嬉しくて…! なのに和音全然来ないし、寂しかったんだよ?」
ヴッ
ショボーンって耳が垂れてるのが見える
でも帰省してたし、知らなかったし
「それは、ごめん。入学式今日だと思ってて…」
(´ ._. `)
「ああぁぁぁ!そうだったね!悪いのは僕だ。和音は悪くない。だからそんな悲しそうな顔しないで!」
「うん...」
今度は俺がしょんぼりしてたら航兄が慌てて慰めて?くれた
(和音のしょんぼり顔は庇護欲をかきたてられるんだよねぇ)
最初のコメントを投稿しよう!