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こうして、ソファを囲んで座っているだけでも、麻莉に対する愛しさで心が一杯になる。
「社長…顔が緩んでますよ…」
「うるさい…弘瀬…コーヒーを頼む」
「承知しました…」
俺は弘瀬を給湯室に引っ込めた。
「全く…気の利かない秘書だ…」
「・・・お仕事は忙しいんですか?」
「ん、あ・・・まぁな・・・」
麻莉の青い瞳が俺をジッと見ていた。
麻莉に見つめられると何だかテレる。
「どうした?俺の顔に何か付いてるか?」
「いえ…別に…ハワイに行って…少し肌が焼けましたね…」
「あ…そっか?」
「そうだ・・・上沼店長たちにハワイのお土産を差し入れたら、喜ばれました」
俺達はハワイの定番の土産・マカダミアナッツを大量購入して、知り合いに配り捲った。
「社内でも好評だったよ…ハワイと言えば…マカダミアナッツだからな…」
「そうなんですか…」
「あぁ~後、酒飲みなら、ジャーキーだ・・・」
極上のハワイのハネムーンから二週間…
俺達は毎晩×××して、遅ればせながら甘い新婚生活を満喫していた。
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