遅ればせながら甘い蜜月~浩明SIDE~

4/9
前へ
/270ページ
次へ
こうして、ソファを囲んで座っているだけでも、麻莉に対する愛しさで心が一杯になる。 「社長…顔が緩んでますよ…」 「うるさい…弘瀬…コーヒーを頼む」 「承知しました…」 俺は弘瀬を給湯室に引っ込めた。 「全く…気の利かない秘書だ…」 「・・・お仕事は忙しいんですか?」 「ん、あ・・・まぁな・・・」 麻莉の青い瞳が俺をジッと見ていた。 麻莉に見つめられると何だかテレる。 「どうした?俺の顔に何か付いてるか?」 「いえ…別に…ハワイに行って…少し肌が焼けましたね…」 「あ…そっか?」 「そうだ・・・上沼店長たちにハワイのお土産を差し入れたら、喜ばれました」 俺達はハワイの定番の土産・マカダミアナッツを大量購入して、知り合いに配り捲った。 「社内でも好評だったよ…ハワイと言えば…マカダミアナッツだからな…」 「そうなんですか…」 「あぁ~後、酒飲みなら、ジャーキーだ・・・」 極上のハワイのハネムーンから二週間… 俺達は毎晩×××して、遅ればせながら甘い新婚生活を満喫していた。
/270ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3121人が本棚に入れています
本棚に追加