ハネムーンベビー

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私達はそのまま自宅マンションに帰宅。 「槇村先生の話ではまだ小さすぎて…検査しても赤ちゃんはエコーで見えないそうだ。だから、再来週辺りにまた…病院に行こう」 「あ、はい…」 まさか…こんなに早く赤ちゃんがデキちゃうなんて… 目の前に座る浩明さんの顔が何処か浮かない。 私もフクザツだった。けど、この子は二人の赤ちゃん。 「・・・遅ればせながら…もう少し二人で甘い新婚生活を送りたいと思ってしまった…」 「え、あ・・・」 浩明さんが浮かない顔をしている理由が分かり、ほっとした。 私は安心したように胸を撫で下ろす。 「んっ?」 「・・・浩明さんは赤ちゃんがデキて嬉しくないのかなと思ってしまって…一瞬悲しいキモチになりました」 「いや…嬉しいぞ…唯…こんなに早くデキるとは…思いもよらなくて…ハネムーンベビーとはな・・・」
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