幼なじみ

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『病気じゃないよ。ほら、オレも』 そう言って暁もズボンをずらした。すると同じように大きくなった暁のものがお腹につきそうなくらい勃ち上がっている。 『気持ちよくなるとこうなるんだよ。ヒナは初めて?』 僕はそれに頷きながら暁のものから目が離せなくなっていた。 これ、同じもの? すごく大きい・・・。 いつも一緒にお風呂に入ってる時に見るのと全然違う。 そんな僕に暁は苦笑い。 『ヒナ、ここ触ったことある?』 触る?ないよ。あるわけない。 僕は首を横に振った。 『じゃあ、朝起きたらパンツが濡れてたことは?』 濡れてる? それっておもらし? 『ないよっ』 『・・・本当に初めてなんだね。じゃあ、一緒にやってみよう』 一緒に? 何を? 『こんなになっちゃったら、戻してあげないと辛いだろ?だから戻すんだよ』 『戻せるの?』 『うん』 そう言うと暁は僕と向かい合わせになり、僕の足の間に入ってくると下肢を密着させた。そして、僕のと自分のをくっつけると一緒に握った。 その瞬間、僕の身体がビクンと跳ねる。 暁の熱く硬いものと僕のを一緒に握り、暁はその手をゆっくり上下に動かし始める。その瞬間そこがかっと熱くなり、身体に何かが走り抜ける。 ビクビクと身体を震わせながら暁にしがみつくと、暁は片手を背中に回してくれる。 『こわい・・・何かがくる』 身体の中で何かが湧き上がってくる。それが怖い。 知らない感覚にどんどん追い立てられていく。 『くるんじゃないよ。イクんだよ。大丈夫。怖くないよ。すごく気持ちいいことだから、このままオレに任せて』 耳元で熱い息と共に囁く暁の言葉は、さらに僕の身体をざわつかせる。そして・・・。 あ、だめ・・・もれちゃう・・・! そう思った瞬間、僕のそこから何かが飛び出した。 『ごめんっ。暁っ』 おもらししたと思って身体を離そうとしたけど、背中の暁の腕は緩まず、耳元の暁の吐息はさらに熱を帯びる。 『ごめん、ヒナ。オレまだだから、一緒に握ってもらってもいい?』 そう言っていったん手を離した暁の手は僕の手を握り、今度は暁のものだけを握らせる。 熱い・・・。 暁のものはまだ熱くて硬く、ふるふるしている。それを暁に手を添えられながら握り、暁の手の動きに合わせて上下させる。すると暁が息を詰め、そこがビクビク震えた。 びゅっと先端から勢いよく飛び出したもので手が濡れる。 暁もおもらし? すると耳元で息を切らしていた暁が笑った。 『違うよ』 僕の心の声、口に出てたみたい。 暁は身体を離すと、手を見せてくれた。そこには白いとろっとした液体で濡れている。 僕の手も・・・。 『精子だよ。オレたち射精したの』
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