友の願い

4/14
2人が本棚に入れています
本棚に追加
/14ページ
 俺は、玄関で立ち話もなんだと大和を部屋に案内し、その後も色々と他愛のない話をして笑いあった。  その時間は、会えなかった空白の時間を埋め合わせるかのようだった。 「それじゃ、また」 「ああ、じゃあな」  満足するまで沢山話し合った俺達は、玄関にて別れを済ます。  いやぁ、まさか大和と再会出来るとはなぁ……。実家暮らししてて良かった。  部屋に戻った俺は、友達との再会に喜びを噛みしめながら、プライベートな時間を過ごすのだった。  その夜。  おかしい……。何故眠れん。  困ったことに、何故か眠れない状態に陥っていた。  今は夜中の二時。朝には仕事に行かなければならない。早く寝なければと俺は焦るのだった。  さては、大和と再会出来たのが嬉しすぎて眠れなくなったんだな。そうだ、きっとそうに違いない。
/14ページ

最初のコメントを投稿しよう!