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健太くんは、取った二匹のうちの一匹をつまみ上げて、地面に置くと、その頭を踏み潰した。
オエッ。
そしてそのザリガニのしっぽを引き抜いて、死んだザリガニのハサミを使って、その尻尾をこま切れにした。
「ほら、これでやってみな」
何とその後、ザリガニが三匹釣れて、二匹だったのが、合計四匹になった。
もちろん後日、幼稚園で悦は友達にそれを教えてやって、いい思いをした。
つまり、ザリガニは、最初の一匹を捕まえれば、いくらでも取れる計算になるのだ。
健太くんは子供の遊びを何でも極めていて、全てにおいて効率の良い方法を知っているのだった。
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