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「くっ……ふっ、あ……っ」
僕の頭を抱き締めたまま雅美さんは少しずつ僕を飲み込んでいく。
熱い粘膜に包まれていきながら僕は突き上げたくなる衝動を抑えた。
焦れったいその動きと抱き締めてくる力強さにドキッとしながらゆっくり目を閉じる。
じんわり汗ばんで湿ったその目の前の腹に思わず舌を伸ばすと雅美さんは跳ねて、しかも、滑りと自身の体重で一気に奥まで挿ってしまって背中を仰け反らせた。
元々掠れてしまっているせいで声にならない喘ぎと共に眉を寄せてハクハクと口を開ける。
僕はその背中をそっと撫でながら雅美さんが落ち着くのを待った。
次第に息が整ってきた雅美さんを抱え直すと、僕の上に居る雅美さんを見上げる。
「見ん……な」
目が合うと真っ赤な顔の雅美さんはペチンと僕の顔を控え目に叩いた。
照れているその顔も欲を滲ませていて色っぽい。
「ふふ、頑張ってくれたし……あとはもう気持ちよくなってね」
もう一度しっかり抱えると、僕は腰を揺らし始める。
下から緩く突き上げると、雅美さんが吐息を漏らして僕の髪に指を差し入れた。
そのうち揺れ出した腰を掴むと、今度は思いっきり奥まで深く穿った。
「あ"ぁ"っ!!」
しなる背中を倒れないように支えながらも何度も引き抜いて挿し貫く。
僕の腹に擦れて先走りを溢す竿もしっかりその硬度と質量を上げていった。
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