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「だぁ!止めろ!自分で出来る!」
「ダメだよ!俺のせいなんだから、俺にやらせて!」
朝、俺達は絆創膏の奪い合いをしていた。
那智の毎日の乳首責めのせいで、敏感になってしまった俺の乳首を保護する為に貼る絆創膏。
毎朝、那智が貼りたがって揉めるのが日課になっている。
え?素直に貼らせてやれって?
馬鹿野郎!相手は那智だぞ!
絆創膏だけ貼るなんて、そんな訳ないだろうが!
「隙あり!」
そう言われて、那智が俺の手から絆創膏を奪う。
Tシャツの上からでも分かるようになってしまった乳首を、後ろから抱きしめて布の上からカリカリと爪で弄り始めた。
「あんっ……」
と思わず漏れた声に
「雄也、誰にも触らせるなよ」
そう耳元で囁き、Tシャツを捲って乳首を直に撫で回す。
「雄也……、なんでもう乳首が立ってコリコリしてるのかな?」
鼻息を荒くして、那智が俺の身体を反転させる。
そして
「絆創膏を貼る前に、消毒しないとね」
那智はそう囁いて、俺の乳首に舌を這わせた。
「あっ……ダメだってぇ……」
那智の頭を押さえ、力の入らない手で抵抗してみる。
左右を交互に舐められ、下半身に火が灯る。
「那智ぃ……」
甘えるように見上げて呟くと、那智が溶けるような笑顔を浮かべた。
絆創膏を両胸に貼り終えると、俺は那智に背を向けて壁に手を着いた状態で腰を突き出す。
「雄也、良い子だね……」
那智の大きな手が俺の頭を撫でてから、短パンを下着事下ろした。
そして双丘を両手で開き、最奥の蕾に舌を這わせると、那智の先走りを塗り付けるように後孔に先端を擦り付けてからゆっくりと挿入する。
「あっ……那智ぃ……」
壁に爪を立てる俺の手に、那智の手が重なる。
「雄也、愛してるよ」
欲情して掠れた、俺だけが知ってる那智の声。
「那智……俺も、愛してる……」
唇が重なり、ゆっくりと那智の腰が動き始める。
朝の5時30分
俺達の一日は始まったばかり ~完~
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