仲直り……

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「雄也、此処に欲しいの?」 わざと先端だけ挿入れてすぐに抜かれてしまい、後孔がヒクヒクを那智を求めてしまう。 「那智……挿入()れて。いっぱい突いて、ぐちゃぐちゃにしてぇ……」 那智にしがみついて叫ぶと 「雄也は、本当に可愛いね」 そう囁いて、ヌルリと後孔に潤滑剤が塗られると、後孔に那智の先端が当たる。 ゆっくりと中に押し込まれ 「あぁっ!」 仰け反る俺の喉に吸い付きながら、那智がゆっくりと中へと入って来た。 「凄い……、雄也。慣らさなくても、すっかり俺を受け入れるようになったね」 嬉しそうに言うと、那智の腰が俺の臀に当たる。 「あっ……あっ……」 身体を震わせて那智を受け入れると、那智がゆっくりと抽挿を始める。 「雄也……、俺に絡み付いて離そうとしないのが分かるか?すげぇ……堪らない」 浅く深くを繰り返し、那智が舌なめずりしながら腰を動かす。 そしてキスをしながら腰を緩く振る那智に、俺は腰を揺らしながら 「あっ……もっとぉ……激しくしてぇ……」 焦れて呟く。 「ふふふ……、雄也。これじゃ物足りない?」 那智はそう言うと、激しく腰を動かし始めた。 「あぁ!……もっと、もっと奥突いて……」 那智の腰に足をきつく絡ませ、自分でも激しく腰を揺らす。 「雄也……愛してるよ」 そう囁かれ、涙で滲む視界で那智の顔を見上げる。汗を滴らせて、欲望のままに腰を振る那智が堪らなく愛おしい。 「那智……もっとぉ、もっとぉ……」 俺の声に、那智がブルリと一瞬震えると 「雄也、あんまり煽るなよ……」 そう囁いて、俺の足を左右に広げて最奥を穿つ。 「アァ!」 仰け反る俺の腰を掴み、最奥をガンガンと突きまくる。 内臓が抉られるような感覚の中、それでも全身を駆け巡る快楽にイキまくってしまう。 「雄也、分かるか?今、お前の子宮にキスしてんだよ。ゴムが無かったら、妊娠確定だな」 ニヤリとエロい笑みを浮かべ、那智が自分の言葉に煽られて益々硬くなる。 (男に子宮はねぇし、妊娠しねぇわ!) って叫びたいけど、もう口から喘ぎ声しか紡げない。 那智は俺の片足を抱き締めるように担ぐと、更なる最奥に貫くように打ち付けて来た。 「アァ!もう……無理ぃ……」 叫びながら、イキまくって俺自身から欲望の塊が何度も吐き出される。 打ち上げられた魚のようにピクピクと全身を痙攣させていると 「雄也、気持ち良い?トロットロになってるその顔、可愛い」 途中で俺の頬に触れ、唇を重ねる。 「雄也の中、うねって気持ち良いよ。今日は、此処が空になるまでイキまくらせてあげる」 再び腰を揺らし、俺の双果を揉みながら囁かれて俺は再び果てた。 「雄也……俺がどれ程お前を愛してるのか、身体に教え込ませてやるよ」 何度も最奥を穿たれ、那智の動きが早くなって来た。 「雄也、俺……もう……」 腰の動きが早くなって行く。 「あっ……あっ……」 「雄也…………イク、イクッ!」 俺の喘ぎ声と、那智の声に『パンパン』と肉同士が当たる音とベッドのスプリングの軋む音が重なる。 「雄也、もう……出る!!」 那智の切羽詰まった声と同時に、中の那智自身の先端が膨張して限界が近いことを教えてくれる。 「雄也、雄也……イクっ…もう……出るっ!」 「あっ……あっ……アァーッ!」 俺は全身を震わせ、吐き出さずにイッた。 いつまでも続く浮遊感と、全身の痙攣が止まらない。 「雄也、メスイキしたの?……もう、ドロドロで堪らなく可愛い」 幸せそうに笑う那智が、俺の頭を撫でながらキスをした。 俺はそんな那智の顔を見ながら、ゆっくりと意識を手放した。
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