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【番外編】大樹公と人の恋(仮題) ※前書き
※前書き※
こんばんは。
六月上旬くらいに、白家~の二巻が出る予定になりました。
皆様の応援のおかげです、ありがとうございます。
「狐はだれだ」と書き下ろし短編を二つ収録しています。
出荷予定日あたりで、「狐はだれだ」は引き下げとなりますので、お早めにごらんください。
ウェブ版は大雑把でしたので、書籍のほうは改稿しています。
書き下ろしのほうは、ムーンのほうでリクエストを聞いた時に、感想でご意見聞いたのを参考にしつつ、自分の書きたい感じのものを書きました。詳細は本が出た後にお伝えします。
(採用した分はウェブにのせられないんですよね、すみません。でも、私だけで考えるより、読者さんの読みたい方向性にすりよせできたと思うので助かりました。感謝します)
そこでなんですが、たぶん「狐はだれだ」だけだと字数が足りないなあと、あらかじめ加筆用に二案考えていて、一案を使わなかったので、ウェブにのせますね。
二つ収録してると先に書きましたけど、この一案を使うと、今度は文字数がオーバーしそうだったので、別案を新たに考えた感じです。私、なんとなくですが、どれくらいの字数で話が綺麗にまとまるかが感覚で分かるので……。でも狐はだれだみたいに、字数が増えまくることもありますけど(苦笑)
まださわりしか書いてないので、ぼちぼち進めますね~
樹霊や退魔行が見たい!というリクエストから考えた話になります。
台湾あたりだったかな? そこの村人は大樹公の養子と養女になるという風習がありまして…。どこだったかメモしてないけど、雑誌か書籍かで見かけて面白かったので覚えてまして。
それと組み合わせて、リクを取り入れてみました。
思い出したので追加しますと、あと、中国の昔話や民話の本を見ていたら「遊来する天女」って話があったので、それも取り入れてみたんでした。
中華ものだと樹霊ってあるあるなんですかね? 私が持ってる本にはあまりのってなくて…詳細がわからなかったので、希望とちがってたらすみません。
文献を教えてほしい…
<予定の内容>
ある夜、松伯(しょうはく)という松の大木の神霊が、天祐のもとを訪ねてくる。
自分が大事にしている村人が、得体の知れないものに魅了されて困っているので、祓魔の助けをしてほしいという。
白領内のことなので、碧玉は天祐とともにさっそく村に向かう。
神霊と人間の恋の話に視点を置いたサブストーリーみたいな感じの話を予定しています。
タイトルは仮です。いいのが思いついたら後で変えるかもしれません。
※前提知識
・雪瑛(せつえい)
「狐はだれだ」に出てきた、白狐ちゃんの名前。アホの子で、食い意地が張ってます。
ツイッターで三案を出して、アンケで漢字を決めました。その際はご協力ありがとうございました。
・松伯(しょうはく)
松の神霊なので、神を意味する「伯」をくっつけてみた私が作った単語。
辞書などにはありませんので注意。
伯ですが、古代中華もの?だと「河伯」という言葉が出てくることがある。子を危機から助けるために、母親が川に身投げして神に仕えるとかで出てくるようですね。
松柏…松と柏。また、常緑種の常磐木の総称。
変わらずに永く栄えることのたとえで、良い意味です。
こちらは一般的な単語ですね。
前書きが長くなりすぎたため、ページを変えます。
次話から本編です。
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