都橋探偵事情『莫連』

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「なになにそれで?」  瑞恵が前に乗り出した。 「それでね、私の胸の谷間や仕草を見て、アレしてたんだよね悟君」  悟の股間は盛り上がっていた。 「どうしたの悟君、感じちゃったの、想い出して?」  悟は股間を押さえている。瑞恵が股を開いた。 「刺激しないで瑞恵さん、悟君我慢出来ないよ」 「そう、それじゃほら」  瑞恵が陰部を指でなぞる。 「ああ、もう駄目だ、いいのよ悟君、やっていいよ」  悟はチャックを下して擦り出した。触るだけで噴き出した。飛沫がテーブルまで飛んだ。紀子と瑞恵は大笑いしている。 「もう一回いいですか?」 「いいわよ、何回でも」  悟は連続して欲を満たした。 「悟君、一度家に帰りなさい。ご両親が心配しているから。捜索願でも出されたらお姉さん達が困るの。いいわね。お姉さんとの事は内緒よ、そんなことしたらもうやらせてあげないからね。三日ぐらい家にいて安心させてあげなさい。そしたらお姉さんに電話して。あなたは私の大事なパートナーだからね。いい?これまでの事、私達の事、ご両親だけじゃなくて誰にも喋っちゃ駄目よ」  悟は大きく頷いた。 「三日したらお姉さんに電話する。誰にも喋らない」 「それからそのナイフは置いていきなさい。お姉さんが新しいのを買ってあげるから」  悟は紀子が撚った毛糸のストラップで首からぶら下げた折り畳み式のナイフを取り出した。紀子はストラップを鋏で切った。
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