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「じゃあ、同窓会の間、あなたが面倒みる?」
「いや、それは、ちょっと…」
彼女の表情が一気に変わった。
ヤバい。
「じゃ、じゃあ、俺、一人で行って来るわ」
「ほうほう、一人で楽しんでくると」
花子の目が座った。俺は、あえて彼女の目を見ず、早口で言った。
「いっ、いや、お前も皆の近況を知りたいだろうし、それに、ほら、最近、俺、飲み会も断ってるだろ。たまには、こういうところに行って情報交換とかしないとね…」
俺の言葉に花子は、オーバーな位深くため息をついた。
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