その色、うつろいやすく

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手元のメニュー ・珈琲(温、冷) ・紅茶(温、冷) ・抹茶オーレ(温、冷) ・バーブティ各種(温、冷) ・忘却の彼方だソーダ ざっと目を通して冷たい珈琲を頼もうとしてから、ん?ともう一度メニューに戻った。 忘却の彼方だソーダ、異色を発している。 なんだこりゃ?ソーダと書いてあるから、甘みのある炭酸水か?ま、いい。折角だしこの忘却の彼方にしてみよう。 奥に向かって声を掛けた。 「すみませんー、忘却の彼方だソーダ、一つ」
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