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遊歩道の終着点はまさに絶景だった。
青々と広がる山々の先には海が見える。
そして小さく見える島々。
この世の天国だと思った。
それらを眺めながら昼食を取り、軽く談笑した後に下山した。
下山の途中で当然のことながら、さっきの小屋の前を通る。
小屋を見た高山はわかりやすく嫌な顔をした。
男二人しかいない小屋の中で女の声を聞いたと高山が本気で思っているのなら、そりゃあ嫌な顔の一つもするだろう。
二人して小屋を通り過ぎる。
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