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住宅地にコンビニが2店。厚着しなくていい冬で両腕を動かしてる。
「第2ボタン空いてる」
正面にいた此出有路(これでありみち)が怪訝そうな顔して逸らす。
見ると上から二つ目のボタンを留め忘れて肌が見えてしまってる。
再開を果たせた二言目、ちょっぴり苦い。
ボタンをする。開口一番は何か覚えてない。
「今日は○○するからね」
ボタンの指摘で入ってこない。
此出さんに着いて行きたいが、角曲がってどこに行ったか姿が見えなくなった。
見当で左を見ると奥にいました。いつの間に大きな駐車場の脇にいる。近くに寄ると「葉っぱがね」と言う此出さんに、おいっとなった。
「きれいなんだけど、来たら掃き掃除頼まれちゃうから。本当はそんなにすることじゃないんだけど。」
此出さんは斜め下にいた。表情にキュンと来た。
しばらく此出さんに会えなくて、2ヶ月引きずられ若干振り回され感の此出さん漬けを送るとは予想もしなかった。
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