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「フェイヤン……よ……」
フェイヤンがこの世界に召喚された翌日の早朝、母乳を出す薬の材料のひとつである精液の調達の目処がついたことを知らせようと、彼女の部屋の扉を開けたコンスティチューションが言葉を失う。
そこにはベッドからずり落ちたのだろう、床に横たわり、右足首をベッドの縁に掛けた状態で大きく口を開けて寝こけている、フェイヤンの姿があった。
(一応、生きているか確認しておくかの・・・)
コンスティチューションはフェイヤンに近付くと、左足のつま先でフェイヤンの股の間をつんつんとつついた。
「な……」
大事な所をつま先でつつかれたフェイヤンが薄っすらと目を開ける。
次の瞬間、コンスティチューションの姿と、自分が下着姿で床に横たわっていることを自覚したフェイヤンが体を起こし、壁を背に胸と股を両手で隠す。
「……昨夜、お主との入浴が終わってから精液を集める手配をしてきた。連中は徹夜で仕事をこなしてワシらで抜くための準備をしておる。この世界の案内も兼ねて他の材料を集めに行く。ワシは外で待っているから着替えてくれ」
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