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「……ひとつ、確認してイイカ?私は母乳を出ス薬を作るには、精液と愛液以外の材料も必要ダト言った。必要な材料が揃わなかった時はドウスルノダ?暴動を起こされて見せしめに晒し者ナンテ、絶対に嫌ダゾ」
フェイヤンがそう言いながら机の上に置いた眼鏡を掛ける。
「その時はワシが責任を持って集まった連中の性欲を発散させる。お主が責めを受けることはないから心配するな」
「……ワカッタ、すぐに着替えるカラ、部屋の外で待っていてホシイ」
フェイヤンの言葉を聞いてコンスティチューションは部屋から出た。
部屋の中から衣擦れの音が届き、銀色に近い灰色のチャイナ服に着替えたフェイヤンが姿を見せる。
「材料を小分けスルための袋はナイカ?手に入った素材は種類ごとに小分けしておきたい」
「下に降りよう。倉庫を探せば袋くらいあるじゃろうし、なかったら三笠の部屋で調達しよう。そこでも調達できないなら、工業区の連中に作らせる」
コンスティチューションはそう言うと、下の階に続く階段に歩を進めた。
フェイヤンもその後に続く。
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