命の架け橋

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楽しかったと思い込んでいた記憶。それは自らが長い年月をかけ、書き換えた偽りの記憶。 『あの頃の真実――、それは毎日イジメにあっていた悲しい現実。死を直前にしてまで、苦しめられるのか……』 父の転勤が多い仕事、何度も繰り返す引っ越し。隠された下駄箱の靴、執拗に標的にされたドッジボール、給食にカブトムシを入れられた事も、そんな記憶がよみがえる。 『 子供の頃、私に友達などいなかった……』
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