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カーテンの向こうには太陽が登っている──それだけは隙間から覗く光で理解していた──。
「──真柴、上手……」
なのに暗がりのベッドの上で濃い匂いの雄を口いっぱいに咥えさせられて真柴は何度も顔を揺らした。
どうすればキイチが気持ちよくなるのかなんて考える余裕もない──ただ無性にそれが欲しくて仕方なくなる。
舌で先をいじると涎を垂らすみたいにキイチのが溢れてくる──それを必死に真柴は舐めとった。
「──顎……いたい……」
涙目の真柴がもう限界なのか飲み損ねた残滓を唇に垂らしている。
「頑張ったね、俺も早く真柴の中で全部出したいな──」
「……うん……」
今の真柴にあるのは獣のような快感を求める欲望だけだった──。
もう頭では何も考えられないのだ──。
只々キイチの全てを自分の中で喰らいたい──自分の中でこの男を気持ちよくさせて、その全てを自分に注ぎ込んで欲しい──。
それしか頭になかった──。
真柴はシーツに背中をつき、細い指で自らの足を持ち上げて開き、キイチによく見えるように腰を上げた。もう何度もキイチに出されたものでその周りは濡れていて、それでもまたキイチに見られただけで戦慄いては愛液を垂らしている──。
ゆっくりとキイチが入ってくる──。
先の窪んだ部分まで進むと後は楽に中へと滑り込む。その形を愛おしそうに真柴が吸い付いて飲み込んでゆく──。
どちらからともなく口付けて何度も何度も深く中を味わった。
キイチは同じように自身の雄で真柴の中を味わい、真柴の好きな場所を何度も擦ってやる。その度に真柴は嬉しそうに鳴いた。
真柴が気を失うまでキイチは何度もケダモノのそれで真柴の身体を貪った──。
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