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仏教界において。
人は三界六道の迷いの世界に生死を繰り返す。
その強い執着心を輪廻と呼ぶ。
三界とは、欲界・色界・無色界の三つの世界。
六道とは、もっとも下層の欲界を表し、
天道、人間道、修羅道の三善道
畜生道、餓鬼道、地獄道の三悪道
に分けられる。
また人は、その俗生に於いて、通常とは形が異なる様や怪しい姿をしているモノを、異形と名付け、現実にありえない不思議な事実、又はその様を怪異と呼んだ。
しかし、必ずしも不思議な事実が異形のモノにより、もたらされるものとは限らない。
生を受けた者は、人間道に生まれ、自らの意思或いは、輪廻の運命により、善道・悪道へ導かれて行く。
その結果がもたらす世界が、この世であり、
Reincarnation(輪廻転生)の成りの果てなのかもしれない。
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