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山奥の沢があるあたりに行った僕は、
「カブトムシとクワガタは、この辺りのクヌギの木の下の葉っぱの下に隠れていることが多いんだよ!」
と話すと紗羽ちゃんが、
「私も探すね!」
と楽しそうに話して、さっそく木の下の葉っぱを手で持ち上げて探し始めた。
僕もまけじと探し始めると、
「あ、いた!」
と紗羽ちゃんが叫んだので、僕が紗羽ちゃんの近くに行ってみると、黒くて少し大きめのクワガタがいた。
「すごい!
これはオオクワガタだよ!」
と僕が嬉しくて言葉をかけると、
「やった~」
と紗羽ちゃんが嬉しそうに叫んだ。
その後、紗羽ちゃんはカブトムシ1匹を見つけて、僕もクワガタ1匹を見つけた。
カブトムシとクワガタは虫かごに入れて、僕は家に遊びに来るように紗羽ちゃんを誘って一緒に僕の家に帰った。
「ただいま!
お母さん、さっき山で一緒にカブトムシとクワガタを採るのを手伝ってくれた紗羽ちゃんが遊びに来たよ!」
と家にいたお母さんに伝えると、
「紗羽ちゃん、遠慮なく上がってね!
今2人に冷たいカルピス作ってあげるね!」
とお母さんは笑顔で紗羽ちゃんを迎え入れてくれた。
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