出会い編 月の元に鳴り響く銃声

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出会い編 月の元に鳴り響く銃声

鶏冠井「…(3人は集まったが…もう1人くらい欲しい。陽莉も流石に手詰まりだと言うし…街にはもういないか…?)」 ???「ね〜、そろそろウザイよ?俺は忙しいんだっつーの!たかが目付きが悪いからって、そんなに絡むかね?」 ヤクザらしき男「喧嘩売ってんのかぁ?口調も気に食わねぇ野郎だなぁ!」 鶏冠井「…追跡してみるか」 ???「ガキ1人自力で片付けられないなんて、不甲斐ない大人だねぇ〜。俺はこれで失礼するよ〜。」 ヤクザらしき男「あっ!?テメェ待ちやがれ!」 ???「いい加減にしろよクソボケが、これ以上邪魔すんなら撃つぞ。」 ヤクザらしき男「ひぃっ、は、はい…」 ???「いい子だね〜!また血飛沫浴びて街歩く訳にはいかないからさ〜。」 警官「居たぞ!銃殺犯だ!」 ???「やっべ、めんどくさい事になった…じゃあね!」 鶏冠井「銃…でも普通の拳銃とは形が全然違う。加工されてある…?」 『キャロン、陽莉、綺音。幹部に属せる人材が見つかった。おそらく綺音を追っている時にキャロンがマークした人物だろう。至急渋谷集合だ。』 『分かりましたわ』 『おっけー!』 『ハイ!今向かいマス!』 綺音「鶏冠井〜!」 鶏冠井「ありがとう、流石に早いね。」 キャロライン「いえ、偶然3人とも近辺に居たので。」 陽莉「キャロンがマークしたのって、どんな人なんデスか?」 鶏冠井「まだ幼かったね…年齢的には15、6歳と言ったところかな。」 綺音「えぇ!?やっば…」 鶏冠井「それでも強者のオーラは漂っていたね。これがその映像だ。」 「いい加減にしろよクソボケが、これ以上邪魔すんなら撃つぞ。」 陽莉「わぁー…怖いデスね〜。」 キャロライン「15、6歳とは思えない…」 鶏冠井「…」 ???「…サツは撒きやすくて助かるなぁ。少し姿を変えれば見逃すんだから。」 綺音「鶏冠井…どうするつもりなんだよ?」 鶏冠井「見てればわかるさ。」 スッ(日本刀が振り上げられる) ???「いい刀だ、初めて見た!」 鶏冠井「…流石と言った所か」 ???「君、強いね!君も警察の仲間?」 鶏冠井「いいや、私はむしろ敵の方だ。」 ???「…俺に何の用があるんだ」 鶏冠井「まずは敵意が無いことを分かって欲しい。だからその銃は…」 ???「っ、触んな!」 陽莉「ちょっと!」 ???「それ以上近付けば撃つ…!」 綺音「鶏冠井…多分だけどさ、こいつも…社会に心を殺されてる」 鶏冠井「…君にも何かあったんだろう?」 ???「…」 鶏冠井「君も、希望を失って…光が見えずにここまで来た。」 ???「やめろ…」 鶏冠井「地の底まで落とされて、苦しみながら這い上がってきたんだろう?」 ???「…やめ…ろ…」 キャロライン「鶏冠井…この子…」 鶏冠井「生きてる心地がしないまま、悲しみに暮れて…」 ???「やめろっ!!!!…もうこれ以上…過去を思い出させないでくれ…」 綺音「…お前…」 陽莉「…」 キャロライン「…」 鶏冠井「…君は、社会が憎いかい?」 ???「…そりゃ…憎いよ…」 鶏冠井「なら、その拳銃は醜い政治家共に向けようじゃないか。共に抗おう、この世界に。」 ???「…あぁ…ぜってぇ復讐してやる…汚れた世の中を壊しまくってやる…!」 鶏冠井「決まりだね。」 キャロライン「はぁ…殺し合いになるかと思いましたよ。」 綺音「かっけぇピアスしてんな!名前は?」 凛「月島 凛。よろよろ〜(*^^*)」 綺音「あたしは一条 綺音、よろしくなぁ凛!」 陽莉「あまり見た事のない拳銃デスね…何処で入手したんデスか?」 凛「あー…こっちが左手で使う特殊電撃式拳銃「黒百合」で、撃たれると並の人間ならすぐに死ねるよ。でも俺がいつも使うのは右手で使う希少毒式拳銃「黒薔薇」。強力な毒が調合される銃でね、苦しませて殺せるんだ。どっちも2つとない代物なのは分かってんだけど…何処で手に入れたのかは覚えてねぇんだよ。悪いな。」 陽莉「いえ!大丈夫デス!」 凛「まぁでも威力はちゃんと高いからさ!」 『こんな風に、ね?』
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