星の帰り道

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 『  』は君と二人ぼっち。  あれは君がまだ若いときだった。  君が僕に言った。  少しばかり世界を見てきてやるんだって。  世界をひとまわりして来るんだって。  僕は頷いた。  それはとてもいいねって。  そしたら君が続けた。  帰って来たら、今度こそ星を捕まえに行こうって。  僕はとても大きく頷いた。  それは最高だ!って。  だから、君を笑顔で送り出したんだ。  君は大きく手を振って旅路に出た。  あまりにも大きく振るものだから、おかしくて、僕は少しだけ一人で笑ったんだ。
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