クッキーの散歩

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クッキーの散歩

毎日の様に通っていると、ある日突然、家の人が出て来た。 私はドキッとして、緊張で一瞬で固まる。 勝手に触っていたので怒られるんじゃないか怖かった。 家から出て来た人が突然、こう言った。 「いつも可愛がってくれて、ありがとう。散歩に連れてってもいいよ。」 私の顔には一瞬で笑顔が溢れた。 「いいの?じゃあ散歩に行ってくるね。」 「いいよ。宜しくね。」 嬉しくて嬉しくて、心の中はワクワクが止まらなかった。 「クッキー、散歩に行こうね。」 クッキーも跳び跳ね喜んだ。 思う存分、何時間もクッキーと散歩に行った。 それから私は毎回、クッキーの散歩へ行くようになった。 たまに、いつも居る筈の小屋にクッキーが居ない事があった。 辺りを探すと誰かが連れ出していて、遠くにクッキーが見える。 その時、私は大きな声で「クッキー、おいで。」と呼ぶと、すぐに気が付いて、凄い勢いで走って来て、跳び跳ねて喜んでくれた。 そんなクッキーが可愛くて可愛くて仕方がなかった。 そんな幸せな毎日を過ごしていた。
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