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クッキーとの突然の別れ
私は友達と遊んだりする日が続き数日、クッキーの元へ遊びに行くことが出来なかった。
そして、別れは突然だった。
いつものように、クッキーの家に行ったら、クッキーが何処にも居なかった。
辺りを探しても居なかった。
どうして居ないんだろう。何処に行ってしまったのか心配になった。
私の心は不安な気持ちが抑えられず、クッキーの家のチャイムを押していた。
ピンポーン
家の人が出て来た。
私はすぐにクッキーの事を聞いた。
「あの、散歩に行こうと思ったんだけど、クッキーが居ないんですけど、何処ですか?」
「クッキー、いなくなっちゃったんだよ。」
「えっ?いつ?」
「昨日からだよ。色々探したけど見つからなかったんだよ。何処にも居なくてね。今まで散歩に連れて行ってくれて、ありがとうね。もう散歩に行けないけど、ごめんね。」
そんな感じだったと思う。
そう言って、家に入って行った。
何だか、もう帰って来ないみたいな感じで何で、そんなに直ぐに諦められるだろう?
そう思った。
きっと凄く可愛がっていた私に探したりしないで、諦めがつくように、そう言ったのだと思う。
でも私は、いつもの散歩コースを沢山探した。
「クッキー、クッキー、何処に居るの?出ておいで。」
沢山、叫びながら暗くなるまで探しても探しても、クッキーは見つける事は出来なかった。
あまりのショックに自分で心の中に封印をしてしまった。
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