部屋とソリティアと私

本当にあった怖い話

　ちょっと部屋からもソリティアからも離れますが、ちょっと怖い話を。
　その昔勤めていた場所は、裏に電車が走ってました。
　特急が通過する駅が続いてるので、結構な速度で飛ばす区域です。
　そして、職場近くには悪いことに踏切がありました。

　これは当時の上司から聞いた話です。
　ある時、この踏切で人身事故がありました。
　当然電車は不通になり、警察による現場検証が行われます。
　そして、職場に警察の方がやってきて、敷地内を捜索させてほしい、との申し出があったそうです。
　断る理由もないので、入ってもらったところ、外からこんな声が聞こえてきたそうです。

「おい、首探せ、首」

　……本当なのか作り話なのかは確かめようがありませんが、この職場、休憩室が妙でして。
　消したはずのエアコンの電源がいつの間にかついている、なんてことは日常茶飯でした。

　ささやかながら、怖い話でした。