郷愁

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美しき野の花の輝きよ、白き霊鳥のたゆたいを、許したまえ。そは、天上よりの、至福のメッセージの一環なのであるから。九つの、邪悪な花びらを持つ獣たちは、この楽園を支配しようと、破壊をたくらむのであろう。ああ、しかし、七大天使たちの美しきスペクトルに、彼らは、海に沈み、楽園に浮上することは、永遠に無い、何故なら、天使は、美しいからである。何故なら、天使は、完璧だからである。何者も、その天使の真の美しき翼とオーラを、汚すことは、出来ないのであった。その道は、花の道。あなたに捧げる愛の詩。ほら、、、天使たちは、、、仲好く、、、手を握りあって、綺麗な雲の果てまで、歩いてゆくんだねぇ、、、どんなに、汚れた心も、浄化し、悪を地上より滅す、それが、天使の力なのかもしれないな、、、巨大な虹が、ああ、蒼穹に架かっている、、、花冷えの藍色の人ピアノ弾く、、、君が、ピアノを優しく叩いている姿が窓から、映って、見えたんだ、まるで、朝の露草の幻のようだったよ、綺麗過ぎてね、、、小鳥と挨拶を交わしたほど、嬉しかったんだ、聴こえなかったピアノの音色の幻に、こうして、今、耳をそばだてている。赤き強き太陽よ、この人の人生が、祝福に溢れますように、と、思わず、祈ったよ、天使みたいだね、、、だから、僕は、こうして、金色の森のなか、裸になって、小鳥たちと遊んでいる、、、君を忘れて、、、全てを忘れて、、、。 海に浮かぶ、白き鷗たちの飛翔は、少年と少女の恋の憧れ。未来への、大きな希望を、少年は少女に語る。その瞳を、少女は、ただ、見つめ続ける。野の森の果てに、レイザービームのような一筋の、全ての人々への幸福がありますようにと、二人は祈る。ああ、少年と少女の祈りの一致は、法の一致である、、、、、、。 魔は吼える、蹂躙しようと、天使を蹂躙しようと、、、しかし、天使は、応えない。天使は魔が迷う領域とは、全く、別の、天使の位に居るからである。 何もなくとも、天使は降るのか? 虚無の裡にも、花びらは咲くのか? 闇のなかで、少年は、祈る。聖母マリアの面差を心に抱きつつ、、、、、、虚無を、人間の虚無を、救い給えと、、、、、、。 魔は、美しくない。だから、魔に価値は無い、、、、、、金色のたてがみを持つ狼は吼えた。空から、白い花びらが、降った。 綺麗な白い花が、咲いているよ! 、、駈けてきた、私の娘。。白いフリルのスカートがはずむ、、、、、、。 美しい実をつけたなら、その実を落としなさい、イバラの実よ、天使である私が、先ず真っ先にその実を食して、そなたを祝福しよう。ああ、私は美しき天使ミカエルの弟子である。 ミカエルの弟子は綴る。愛の言葉を綴る。神の愛は、とこしえに揺蕩う大河を、巨大視化した宇宙(そら)のような祈りを捧げる、その人のこと、つまり、あなたこそが愛なのだという、愛そのものなのだという、その祈りは、愛である。おお、自らを責めないで、、、、、、その祈りは私と等しい愛の祈りなのですから、、、、、、空と海の法の一致なのですから、、、、、、あなたは、あなたの誠心誠意を、疑わず、往きなさい、、、、、、さあ、私の許を離れて、お往きなさい、、、、、、我が愛する愛弟子よ、、、、、、あなたこそが、神である! 、、、、、、そう、私が、告げよう、、、、、、白き霊鳥が舞い飛ぶ、この錦繍の、暁が輝き渡らんばかりの、この今、この時こそ═══。 空の虹の憧れの果てに実をつけた木の葉隠れは、天樹の枝の輝き人々の希望であったなら、白い天使は赤い天使と婚姻を結ぶのであろうと若々しい男神は大音声で告げた、その先に咲く桜の花の息吹は、人々の笑顔を連れて来たことをどうぞ忘れずに、この冠をつけたなら、アステカよ、アステターナをきつく抱き締めなさい、口づけなさい、偉大なクラシックに心身共に委ねたなら、私たち神も、至上の快楽と共に笑いなす宴となることでしょうから、、、、、、アステカ様、アステターナ様は、ひどく苦しんでいらっしゃる、、、、、、東京も日本も世界も暗闇で覆いつくされたなか、私達神には、どうしても、お二人の結婚が、必要なのですから、、、、、、どうぞ空の神よ、優しき空のひろがりをお二人の聖心に添え、私共神にお与えください、、、、、、私共は、今、呼吸も覚束ないような、暗闇の中に屯ろしている、遺棄された存在、存在たちは、小さな炎🔥を囲んで、身体を暖めて、トンネルの外にある耀ける世界へと行きたくとも、行けずにいるのです、、、、、、ナ.ムラ.ヴァータ、(どうぞ天使よ、我々を救いたまえ)═══空の泉を捧げます═══これは、清めの泉です═══それを、天いっぱいに捧げ、地上を濡らす豪雨として、私共神の辛い激情は表現されることでしょう═══ 美しき浜辺に佇む恋人たちよ、磯千鳥の行方を知る黄昏時に、口づけを交わしたまう夕陽の惑乱は、青い水晶形のキューブに封印された冷凍蜜柑のようなカップルたちの悲しき夕映えの景色のようだ、、、、、、彼らは、決して交わることなく、ただ微笑み歩調を合わせて、喜んだり、悲しんだり、怒ったり、時には、罵りあったりして、浜辺を歩き続ける。そして、夕景は、二人の足跡に相応しく、彩る。離れない気持ち、離れられない心、いとおしい気持ち、だから、こうして、二人で、一生懸命に、生きている、、、、、、こんなに、無様でも、こんなに、汚くても、、、、、、夕陽は二人を映す。二人は二人の涙を互いの指先で、そっと拭いあっている。やさしすぎる二人に、美しすぎる夕陽が水平線に沈んでゆく。まるで朝日のように。 約束を交わそう。小指と小指で約束を。ねぇ、こんなに小さな指でも、約束は交わせるんだね。ねぇ、こんなに、悲しくても、互いを抱き締めあって、背中を抱え合うことが出来るんだね。あの別れの日。遠い約束の記憶。どしゃ降りの雨の約束。もう、戻らない、あの日の夢。 金色の風吹き渡る夜風に君の身体を僕の炎で包もう、死に代えるほど、総ての祈りを籠めて、君の身体を抱いた。開いた窓の向こうの、櫨紅葉が、二人を彩り、落葉する。なんて、行方知れずの恋だろう。二人の交わりは、なんて、切なく、狂おしいのだろうか、、、!! 天をエホバとして祈ると、金色の瑠璃の光が、飴のように降って来ると云うけど、本当かしら? 王子は、蜂雀に、訊ねました。すると、蜂雀は答えました。あはは、それは、賢治さんに、訊きなさい、、、、、、ふーん、、、、、、王子は、つまらなそうに、草原に横になり、長い飴草を、何度も何度も、噛み締めたのでした。 大聖堂が雅なるときこそ中東の崩壊。なつかしき巡礼の頃の西陽は砂漠の熱砂。見上げる青空には、鳥もいない。ただ、太陽だけが、輝いていた暑い想い出。なつかしき、あの頃、、、、、、笑、、、、、、嗚呼。 夕方のクリーク大橋を渡るとき、いつも君を想い出す。何故だろう。孤独な背を向けて、項垂れ、去ってゆく時の思索的な君が、懐かしい。僕は、ここから、君にエールを贈っている。感じるかな? 君は、君自身の飛翔の予感を、、、感じているかなあ、、、Yさん、美しき声援を、ありがとう。しかし、何が出来ると云うのでしょう?貴方こそが大霊能者であり、わたくしは、ただの凡夫にすぎない現実。いや、そう、、、Yさん、しかし私もまた、進化し続ける魂と成ることだけは、此処に、お約束させていただきます。今日が、虚無よりの、飛翔への約束の日。訪れないかもしれない、いつか。でも、いつか、きっと、きっと、きっと、と、お約束だけは、致しましょう。ありがとう、Yさん。ありがとう。 もう、今日は終わりだ。今日は、終わりにしてくれないか。俺は昨夜も殺人鬼を見た。先々日は、自殺者を見た。飛び込みだった、、、今日の駅のプラット.ホームも危険だ、、、彼奴の様子がおかしいんだ、、、もう、今日は終わりだ。今日は終わりにしてくれないか。俺は、疲れている。誰も背中を押さないでくれ。今日は終わりにしてくれないか、、、北風が吹くコートの襟を掻き寄せ、黒縁の眼鏡のサラリーマンは、妻子の無事を想う余裕すら無かった。ただ、辿り着きたかった。其処へ。妻と子供が居るであろう、家庭と云う暖かい場所に、、、なんだか、やけに、ビールが、飲みたくなってきたな、、、酒、か、、、サラリーマンは、ちいさく、ぎゅっ、と身を縮めました。風が、強い。しかも、北風が、冷たく吹いているのだった。今宵。は。 ゆるやかに漂う森の気配は、霧のようでもあり靄のようでもある。それを眺める黄金の獣こそ、森の守護神、ラ.ウールであった。ラ.ウールは、湖の畔で、舌を濡らしながら、森の気配を胸いっぱいに、吸い込んだ。ラ.ウールは、爽快であった。今日の森は、安全である、と霊視出来たからである。ラ.ウールの幸は、森全体の幸であり、それを維持するのが、守護神、ラ.ウールの務めなのであった。ラ.ウールは、ひと声、吠えあげ、森の気勢をあげた。すると、小鳥たちは花のように舞い、木の葉の色は、パステルカラーに染め上げられるようだった。ラ.ウールは、何事も無かったかのように、森の奥を再び霊視した。金銀に遊ぶ精霊たちや、ピンクやオレンジの妖精たちも、遊んでいた、、、、、、理想郷か、、、、、、ラ.ウールは、森の奥にある小屋で、ひと休みしようと、おもむろに精霊たちに背を向けた。すると、精霊たちは、、、、、、ラ.ウール様!、、、、、、と、叫んで、引き留めようとした。が、ラ.ウールは、昨夜の疲れを癒す必要を、感じていたので、躊躇い無く、歩み去った、、、、、、それにしても、少しだけ、風は、吹いている、、、、、、ラ.ウールは、感覚を研ぎ澄ます。ラ.ウールは、比類ない、美しすぎる、誇り高い、金色の獣神、であった。甘い香のする、爽やかな風が、森を席巻するとき、その手が、おお、永遠に、穢れなきようにと、ああ、美しき、気高き、獣神、ラ.ウール様よ、そして、ラ.ウール様に、と、私は祈るのであったが、果して、、、、、、おお、、、、、、おお。 海を綴る者よ。空の七色の存在感覚を綴った果ての大海原に漂うヨットの帆を霊太陽が赤く染めたなら、全裸で大地に立ち、大音声で吼えなさい、私は神である、、、、、、!!!!、、、、、、神である!! と。その大地の、存在感覚が中空に漂うオレンジ色の葉を、黄色に染めるとき、あなたは、美しいブロンドの―女神―に、逢うでしょう。それこそが、あなたの、運命の人なのです。大きく目を見開き、見つめてあげなさい。やさしくやさしく、見つめてあげなさい。あなたの運命の人を、、、、、、その人は、恥じらいながら、あなたを、こう喚ぶでしょう、、、、、、アステカ様、、、、、、もう、いいんだよ、アステターナ、、、、、、大空に、REITAIYO、が、ひこばえのように乱舞するこの日こそが、祝福の日。神は申されました、、、、、、愛は終わらない、、、、、、と。神よ。神よ。神よ、、、、、、💥💥💥、、、、、、 喪ったものや宝石の粒が、私の指先より、ホロリ、と、滴り落ちました。ピティン、と、いう妖精が、言いました、、、、、、大丈夫大丈夫、、、、、、ぴょんぴょん跳ねながら、私の涙の嵐を、癒してくれるのです。喪ったのは、宝石どころか、愛、である、と、思いこんでいたのは、大好きなあなたを忘れられぬ、山姥のような狂女の私ですよね。こんなにぐっしょり、タオルを濡らしても、未だ、泪は、やみません。ピティンが、いくら、おどけてみせてくれても、岩のように蹲って、私は、泣き続けるだけなのでしよう、、、、、、 千樹の木々よ一気に光り天と地と地の底までを照らし出す霊的太陽となって地の底に根をはりたまえ。そが天上の雲を突き破った瞬間こそ天花の揺らめき天上百花楽の演奏のはじまりである。 忘れること、、、、、、大事だねえ、、、、、、忘れること、、、、、、大事だねえ、、、、、、その白装束の白い顎髭の老人は、金木犀の切り株に座って、繰り返し呟いた。 美しき水晶の野の花の上で揺らめくのは、平和世界を唄う、水晶化した天使の群生をかたどった、鷗のごとき霊鳥に似た、白き聖人たちの祈りである。 死に至る病とは、この酷い、身体中の痛みなのか、、、、伝書鳩よ、天上世界ヘこの赤い手紙を届けて、わたしの様子を、知らせてほしいのだが、、、、やはり、駄目か、、、、もう、駄目なようだな、、、、そして、一羽の天上鳩の御使いを我等が許に、傷癒せる羽根を持つ存在として、使わしていただきたいと、天使に知らせて欲しい。
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