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女という花には棘がある。
それはどんな女にも…。
出来れば死ぬまで隠して
いたいのだけれど。
ふいに夜露がそれを呼ぶ…
「覚醒めよ」と。
茎も葉っぱも花びらも
そして蜜さえも毒…毒。
ずっと隠していたいけれど
愛が痛くて覚醒てしまう
それは研ぎ澄まされた
カミソリのように
人も自分も血に染める。
優しい顔から
残忍な顔へ
どの女も持つ裏の顔…
哀しい顔が花開く
愛のためなら・・・
女はみんな…
猛毒の花になる。
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