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弾けて、光る。
夏休み。夜の海岸に忍び込み、こっそりやった花火は爆ぜる。
花火の光に照らされた姿がいつもより格好良く見えて、目が離せなかった。
そんなノスタルジーに浸りながら缶ビールを煽る。
コンビニで買った缶ビールと小さな花火セットを持って、縁側に座って待つ。
ライターを持って隣に座り、線香花火に火を点ける。
お互いあの頃のような輝きは無いけど、光に照らされた姿はあの頃と変わらなくて、目を離せなくなっていた。
2つの線香花火。
弾けて、光る。
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