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「ここにいたければ、いれば良い。だが、俺を見るな。それだけだ」 「はい……」 そう言ってあの人は部屋に入ってしまった。 冷たい声。 静かな背中。 私はそれをじっと見ていた。 どこにも行き場のない私。 でも、あの人の方が寂しそうだった。
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