1章 ぼくのうた

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ラムネの海でおぼれたい 届かない日に手をのばし 刺激が豊富な水を飲む 君の目輝くこの水を ほんとは苦手なこの水を 残った分は、今夜はただ排水溝へ 街を行き交う恋人たちに 過ぎた夏の私たちを見た これが、君との恋の味? ラムネの海でおぼれたい ラムネノ海デオボレタイ ラムネノ海デ、 ラムネノ、 海デ、 海、 お ぼ れ な さ い  刺激が豊富な 君の目輝く ほんとは苦手な 青い液体が、私の中に流れ込む 暗い感情が、私を内から蝕んでいく 最後には、砂糖水を飲み干して 全て抱えて立ち上がるの             
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