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そんな言葉が添えられた刹那、足の間に熱いものが挟まれた。それが相良の一部だと気づくまでに、そう時間は掛からなかった。
「っあ、や…っ」
すぐに始まった律動に目を見開く。私の中心を往復するそれは驚くほどに熱くて、硬い。深く腰を打ち付けられるたびに上の敏感なところを擦られて、びりびりした痺れが全身を伝った。
「や、あぁ…っ」
「やばい、これ…」
――入りそう、
どこまでも甘美な声でそう囁かれて、火が付いたように身体がいっそう熱くなった。こんなの、普通にするより恥ずかしい。
相良のそれが入り口にぐっと押し当てられる、そのたびに期待に塗れたような声が零れ落ちた。もどかしさとじれったさで、頭がおかしくなりそう。
「さが、らぁ…っ」
堪らずに首を捻れば、肩越しに視線が絡まり合う。私を見た相良は困ったように、だけど今まで目にした中で一番妖艶に、笑った。
「そんな顔してもだめな」
「…っあ、んっ」
「ゴムねえんだって」
――ねえ、それって、本当なの?
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