七海の語り

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でも、もうその仕事はない。 だって1ヶ月ほど前に僕は久しぶりに入った食堂で公開処刑の様にリコールを言い渡されポストに木下鞠が入った。 木下鞠が来てから僕の悪評は広まりほぼ全校生徒には嫌われていた。 いじめられる事はあったし強姦されかけたこともあった。 生徒会と言う後ろ盾がない僕は簡単に虐めることができる。 でも、強姦はみんな僕の体の人の体とは思えない傷に恐れ気味悪がりそれがまた噂として広がり近寄る人は減った。 犯すことを躊躇うくらい僕の体酷いってことだよね。 それに僕はいじめられてもなんも感じなかった。針付きシャーペンとか飛ばされても血が出るだけで痛くはないし、水をかけられても寒くは感じないし、タバコの火を押し当てられても痛くはない。
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