出会い…

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出会い…

sideᎢ 小学4年の時にあいつは突然やってきた。 知らない奴ばっかりの中、少し心細そうな表情をしていた。 転校生なんて初めてだったから、なんだかワクワクしたのを覚えている。 周りの友達は「女の子が良かったー!」 とか、騒いでいたけどオレは別にどうでも良かった。だって、そのときはまだ女の子に興味とかなかったし。 それよりも、新しい友達ができるんだってほうが嬉しかった。オレの隣に、昨日までなかった新しい机とイスがある。深緑色のランドセルを下ろしたのを見計らって、声をかける。 「オレ、大鷹!平野大鷹(ひらのたいよう)、よろしくな??」 「僕‥広田奏楽(ひろたそら)です。」 二重だけどシュッとした目をしたそいつは、驚きながらも、嬉しそうに笑って答えてくれた。 これがオレたちのはじまり‥
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