キミが輝ける場所

親友

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小学6年にもなると、周りの奴らは
「あの子がかわいい。」
「あの子のおっぱいでけー！！」
とか、ばか騒ぎしてた。

それでも、オレらはそんなことにまだ興味も持たず、そいつらの話を聞いてただ笑ってた。

「奏楽ー！今日オレんち泊まるだろー？！」

その日は金曜日。明日は土曜だから学校は休み。あれから奏楽とは、家族ぐるみで仲良くしている。家が偶然にも隣同士だったのは、本当に驚いた。漫画か！って突っ込んだのは忘れられない。

「父さんと母さんが、親戚の家に行くって言ってたもんなー‥。」

親が仕事などで夜に家を空けるときは、どちらかの家に泊まるのがいつの間にやら定着していた。

まぁ、そんなことがなくてもお互いの家にはよく行き来している。

何をするにも一緒につるんで、怒られるのも一緒、褒められるのも一緒。

まだ出会ってから2年しか経ってないけど、最高の親友ができたって、オレは思っている。