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新しい友達
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成長と共に、気づけば小さくなっていたランドセルとも別れを告げ、オレたちは中学生になった。
奏楽とは腐れ縁なのか同じクラスになり、
佐藤廉斗(れんと)、颯斗(ふうと)っていう双子とも仲良くなった。
何をするにも、いつも4人。
自分だ言うのもなんだけど、イケメン集団だと思う。どこにいっても、チラチラ見られるし、遠くで女の子が話している気がする‥‥たぶん！
小学生の時に比べると、少しは女の子にも興味が出てきた。
だから、悪い気はしないよな。
この前、廉はおっぱい派、颯は足派だって、雑誌を見ながら争っていた。
「大鷹は！？おっぱいと、足どっち！？」
ヒートアップして、少し息切れしている廉斗が突然聞いてきた。どんだけ必死なんだよ‥。
それにしても、女の子のどこが好き、とか考えたことなかったな。
そう思うと、難しくなってくる。
目の前では廉颯が、隣では奏楽じっと見てくるものだからなおさらだ。
「‥‥え、そんなに悩むとこ！？」
しびれを切らしたらしい颯斗が身を乗り出してきた。
「や、だって今までそんなこと考えながら女の子見てたわけじゃねーし‥あ、この子いいなーぐらいだったし。」
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