お迎えは突然に

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お迎えは突然に

僕はママを助ける為、強い自分になる様に努力し続けていた。 施設に来てから、もう随分と時間がたった。 僕は5歳くらいになっていた。 ママは定期的に僕に会いに来てくれていた。 ママは今日も施設に突然やって来た。 相変わらず痩せこけていたが、今日のママの笑顔はいつもと違い明るく見えた。 「ママ~。」 僕はいつも通りママに抱きついた後、ママの頭を撫でた。 ママは嬉しそうに僕に、こう言った。 「亮、ママ迎えに来たよ。今日でここの施設の人達とはお別れして、ママと暮らそう。」 「えっ?やったぁ~。」 僕は嬉しくて嬉しくて、涙が溢れた。 今まで、ずっと泣かない様に頑張ってきたのに、自分でも驚いた。 「さぁ、準備して。ママとお家へ帰ろう。」 こんなに明るいママの笑顔を久しぶりに見て、僕も嬉しくて嬉しくて、飛び上がる様に荷物のある部屋に走った。 荷物をまとめていると、ママが来て一緒に準備してくれた。 ママが僕を抱きしめて言った。 「亮、今まで寂しい思いさせて、ごめんね。これからは、ずっとずっと一緒だよ。」 その力強く抱きしめる力と言葉が、 僕の不安な心が安心へと変わったのを覚えている。 そして、僕はママとまた一緒に暮らす事ができた。 2年ものあいだ、僕はママと離れ離れになり、ママへの愛と強さを知った。 だから僕はママを、これから先も一生守っていく!! 僕は僕のママを愛している。 僕のママは、僕のものなんだ、、 僕は僕のママの為に頑張って、 お金を稼ぎまくる。 すべてはママの為、、 ママに贅沢させる為に、、。 僕はマザコンかもしれないが、僕も僕のママも、幸せに暮らしている。
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